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4.部活との正しい両立について
中学、高校と勉強時間の確保に必ず障害になるのが「部活」だと思います。 とくに、高校になると全国模試が土日に行われることがありますが、「部活」で受けられないという話をよく耳にします。 高校受験も終わり、部活に力を向けたいという気持ちはわかります。もちろんそれを否定しているわけではありません。 しかし、勉強と部活の比重が部活重視になるのはちょっと考え物です。スポーツ部活に所属し、将来プロになるべく精進している、というのであればもちろん部活重視になるのは当然のことです。しかし、それ以外の生徒にとって勉強よりも部活をとるという姿勢は、後々自分の首をしめることになりかねません。 高校生活は、勉強だけではありません。それはわかりますが、しかし勉強が一番大事です。 勉強との正しい両立がなければ、結局どちらも中途半端になります。 そこを理解して、模試を選ぶか部活を選ぶがをしっかりと考えて頂きたいのです。 いつも模試と部活の日がかぶる、という事態になれば、全部とはいいませんが高校生として模試を選択する方を優先してほしい。 なぜなら、高校卒業で就職する生徒以外、高校生活は通過点にすぎません。その先には大学受験/進学という大きな壁が立ちはだかっています。 そこにしっかり焦点を当てつつ、高校生活を送って欲しいのです。 部活に属する以上、その中での暗黙のルールのようなものがあり、「部活を欠席する」と言いづらい空気が存在するのもわかります。 しかし、その場のそういう抵抗感にさらされてもしっかり自分を持ってほしいのです。 いったい自分は何のために高校に進学したのか、そこを忘れないで行動をする、それが流されないで生きる、ということにも繋がります。 大学受験は、国立や有名私立であれば、広範囲の高校生との闘いになります。合格の切符を手に入れるために、多くの受験生(浪人も含む)と闘うわけです。高校入試とは規模が違います。 高校3年になって、こんなはずじゃなかったと後悔しても遅いのです。 高校生活を有意義に過ごすためにも、正しい部活との両立ができる様に自分の生活を見直して下さい。