
目次
3.定期テストについて
小テストの重要性については、先に述べた通りです。 では、年に4回から5回行われる成績に大きく反映する定期テストについては、どのように考えるべきなのでしょうか? 小テストは基礎の基礎を学ぶ上で非常に重要であり、定期テストで結果を出すうえで非常に重要なポジションにいるわけですが、定期テストはそれと同じくらい、またはそれ以上に重要なテストであることは言うまでもありません。 そして、定期テストの目標をどうとらえているか、という点が非常に重要です。 定期テストの目標を「平均点以上」においているのではあれば、大きな落とし穴にはまってしまう可能性が大きくなります。 中学のころから「平均点」以上という言葉で安心していた、という生徒がそれはそれはたくさん見受けられます。中学の場合もそうですが、公立中学の場合、いろんな小学校の子供が同じ中学に通うことになります。勉強がすごくできる子もいれば、あまり出来ない、好きではないといった子とさまざまです。そんな中での平均点ほどあてにならないものはありません。例えば数学のテストで、それほど難しくなかったにもかかわらず、80点以上をとる生徒が少数で、半数以上が40点代であれば平均点は下がります。その平均点を超えてたから自分は大丈夫と判断するのは、大きな間違いだということがわかって頂けたかと思います。 これが高校になると、もっと顕著の現れます。公立高校は、同じ学力レベルの生徒が集まりますが、文型の生徒もいれば理系の生徒もいます。上で述べた論理から、平均点は全くあてになりません。 では、何を目標におけばよいのか?それは平均点ではなく、学年順位です。そして、自分は将来どの教科で大学入試を受けるのかも重要です。 この大学に合格するためには、定期テストの順位はどれくらいのところにいなければならないか、また自分にとって重要な教科はどれくらいのところにいなければならないのか、を確認し、その順位以上のところに入ることを目標にして下さい。 そして、言うまでもありませんが定期テストは、毎回必ず高得点を目指してください。 「一回くらい悪い時もある」などと、自分に甘い姿勢は禁物です。勉強せずに受けた定期テストの内容は、言うまでもありませんが大学入試に必要な知識です。必ずこの一回があなたの学力に陰りをおとします。 それくらいの覚悟で、定期テストに向き合って下さい。